花粉症対策しっかりやっていますか?

春本番の陽気。気温が上がってほっと気分がほぐれたのも束の間、外に出るととたんに鼻やら目やらがむずむずとしてきてしまいます。ご存知、花粉症の代表的な諸症状です。

正確な統計はないそうですが、日本アレルギー協会の調査では、関東の住人の5人に1人以上が花粉症を患っているとも。これは予備軍を含めた糖尿病より高い割合ですから、既に立派な国民病だといえるのではないでしょうか。

花粉症の不快な諸症状を押さえ込むにはどうすれば良いのでしょうか。いますぐ使える豆知識を紹介します。

身体の仕組みを使って鼻づまりを解消する

鼻水や鼻づまりは花粉症の代表的な症状です。鼻水の役割は鼻から入ってきた異物を外に運ぶこと。そのため花粉が鼻の粘膜にくっついてアレルギー反応を起こすと、反射的に鼻水が出て、くしゃみが引き起こされます。

鼻づまりといっても鼻水が詰まっているわけではなく、鼻の粘膜が腫れて空気の通り道が狭くなっているのが原因です。ですから、鼻づまりを解消するには粘膜の腫れを鎮めてあげれば良いということになります。

鼻の粘膜の腫れを鎮めるときに効果的な方法は2通りあります。一つは鼻を温めることです。鼻の粘膜の温度が上がることで腫れがおさまり鼻づまりが解消します。蒸しタオルを顔にかけると鼻の通りが楽になるように感じるのはこのためです。

もう一つが脇の下に握りこぶしやペットボトルを挟みこむという方法です。血管の伸び縮みを制御している自律神経が刺激されて、挟んでいる脇と反対側の鼻の通りが良くなります。

「交代制鼻閉」といって、実は、私たちの鼻はどちらか一方の通りが良いときは反対側がややつまり気味になっているのが正常な状態です。ですから、片側だけ鼻づまりを解消できればそれで十分です。両側に挟む必要はありません。

意外と間違っている目薬のさし方

目のかゆみを鎮めるために、目薬を使っている人も多いのではないでしょうか。ただ、中には少々問題ある目薬の使い方をしている場合があるようです。

例えば、よくある間違いが、目薬をさした後、全体に行き渡るようにと目をパチパチとしばたく動作をすることです。

実は、まばたきをすると目から喉につながる通路に涙が移動して、せっかくさした点眼薬が洗い流されてしまうことになります。これを防ぐためには、目頭を押さえてしばらく目を瞑っておくようにしてください。

また、垂らして点眼するのが難しいからと、容器の先をまぶたや目頭に触れさせてしまうという間違いもよく見かけます。

容器の先と液が一続きになって目と直接触れてしまうと、目やにや細菌などが逆流してしまう原因になります。目薬の中に入ってしまうおそれがあるので、目薬は必ず離れたところから滴り落ちるようにささなければいけません。

また、さしすぎもかえって薬への耐性をつけてしまうので望ましくありません。

目薬は手軽に手に入るものですが、用法用量を良く守って正しく使うように心がけたいものです。

服について家の中に入ってくる花粉

外出時にマスク、めがねをして、花粉を少しでも遠ざけようとしている人を良く見ます。花粉症用のマスクではおよそ1/6、花粉症用のめがねではおよそ1/4に花粉を減少させることができるとされているので、外出時の対処法としては効果的です。

そしてさらに大切なのが、外出先から帰ってきたとき、家の中に花粉を引き入れないことです。一度家の中に入ってきた花粉はなかなか出て行ってくれません。コートや髪、皮膚などにはたくさん花粉が付着しています。

ですから、家に入る前にまず体を払い、落とせる花粉は落としましょう。すぐに顔を洗いうがいをすることもおすすめです。また、せっかく温かくなってきて残念な限りですが、洗濯物を室内干しにするのも大変有効です。

花粉症の患者数は年々増加している上に、気象庁のシミュレーションでは温暖化でスギ林密度がさらに増加するそうですから、これはもう大変な事態です。花粉をなくすのはどうやら不可能なようですが、身体を花粉に慣らすことならできそうです。

足掛け2年以上かけて注射を続ければ60%以上の人に効果があるとのことなので、今後ますます激化する花粉との戦いに早く終止符を打ちたい人は試してみると良いかもしれません。