O脚・X脚の調べ方とは?自分でできるチェック方法と対処方法

  • 2023年1月24日
  • 2023年1月26日
  • O脚X脚

O脚とは?X脚とは?

O脚とX脚はセットで紹介されるため、それぞれの違いが今ひとつイメージできない方が多いのではないでしょうか。O脚とX脚の特徴や原因から詳しくご紹介します。

O脚とは

O脚は、脚全体が外側に反ることで、膝の間にアルファベットの「O」のような形のすき間が生じた状態です。また、O脚の人は土踏まずがない、靴底の外側がすり減りやすい、お尻が筋肉痛になりやすい、太ももの内側の筋力が低下しているなどの特徴もあります。

O脚の原因は、骨盤が後方へ傾いていることです。傾いた骨盤に引っ張られる形で膝や股関節も後方へ傾斜し、O脚になってしまいます。O脚は、立つときに片方の脚に重心をかけていたり片側の肩や腕で荷物を持ったりするなど、日々の習慣で引き起こされます。その他、足の形に合っていない靴を履くことで外反母趾になり、親指をかばうことで小指側に体重がかかってO脚になる場合もあります。

X脚とは

X脚は、膝を中心に脚がアルファベットの「X」のような形に曲がった状態です。歩くときに膝がぶつかったり靴底の内側がすり減りやすくなったりします。また、太ももの内側の筋肉が硬い、太ももの外側の筋肉が柔らかくて弱いといった特徴があります。主な原因は、骨盤が前向きに傾くことです。傾いた骨盤に引っ張られる形で膝が内側に傾斜してX脚になります。猫背や内股歩き、足に合わない靴、高いヒールなどが原因で骨盤に負荷がかかると、X脚になるといわれています。

自分でできるチェック方法

自分がO脚やX脚であることに気づけないケースは少なくありません。自分でできるチェック方法をご紹介します。

O脚のチェック方法

両足の内側のくるぶしを密着させた状態で立ったときに、太ももやふくらはぎ、両膝の間にすき間があればO脚です。ただし、非常に痩せている方は、O脚でなくとも太ももや両膝にすき間ができるので安易な判断は禁物です。

X脚のチェック方法

脚を閉じた状態で立った際に、ふくらはぎと内側のくるぶしにすき間ができており、正面から見たときにXの形をしている場合はX脚です。

O脚・X脚の対処方法

O脚・X脚は骨盤の歪みが原因のため、セルフケアだけでの改善は難しいかもしれません。整骨院や接骨院での施術と次に紹介する対処方法を組み合わせて、改善を目指しましょう。

膝への負担を考慮して靴を選ぶ

サイズが合わない靴やヒールが高い靴、靴底がすり減っている靴などは、膝に大きな負担をかけます。O脚やX脚になるリスクが高まるので注意しましょう。また、歩行時の膝への負担を抑えるために、中敷きを使うのも1つの方法です。ただし、中敷きを入れたことでサイズが合わなくなれば元も子もないので、少しだけサイズアップして使うなど工夫しましょう。

身体を均等に使う

同じ側に荷物を持つ、片脚に重心をかける、同じ方向を向いて寝るといった行為は、骨盤の歪みを引き起こします。身体を左右で均等に使うことで、骨盤の歪みによるO脚やX脚を防げるでしょう。

運動やストレッチを習慣づける

関節は周囲の筋肉で支えられているため、筋肉量の減少は骨盤のズレを引き起こします。また、膝の関節が歪むことでO脚やX脚になり、将来的に関節の病気になるリスクが高まります。運動やストレッチを習慣づけて、一定以上の筋肉量を保ちましょう。また、肥満も膝への負担を増加させるので、カロリーコントロールで適正体重を保つことも大切です。

まとめ

O脚やX脚は、見た目が悪いだけではなく、猫背や腰痛、膝や股関節の痛みを引き起こします。症状が悪化すると生活に支障をきたす恐れがあるため、早期に対処することが重要です。また、冷え症やむくみ、ぽっこりお腹など、不快な症状の原因でもあります。O脚やX脚がひどくなると、膝に水が溜まったり半月板や関節軟骨がすり減ったりして、変形性膝関節症を引き起こす可能性も否定できません。単なる見た目の問題だと思うのではなく、プロの施術を受けつつセルフケアを実践してO脚・X脚の改善を目指しましょう。